平成27年12月28日

「YCE生として参加して」

 

YCE派遣生 小国 万純

 マレーシアで過ごした三週間はとても刺激的で有意義なものでした。空港についた瞬間から空気が全く違いました。民族衣装に身を包んだ人がたくさんいて、トイレにはホースが備え付けてあり、全てが新鮮でした。
 私が今回滞在したのは首都クアラルンプールから車で二時間ほど走ったところにあるラウブという村です。近所でフルーツや郷土料理を売る市場が開かれていたり、ヤギが歩いていたりするのどかなところでした。ホストファミリーは、ジョークが好きなファザー、優しく料理上手なマザー、親切で面白いブラザー2人、日本が大好きなシスターと、オーストラリアから来た女の子、東京の島から来た高校生の女の子と男の子、成田空港から一緒に行った君津中央ライオンズクラブの女の子と、計10人の大人数です。
 中国のお寺、ヒンドゥー教の聖地バトゥ洞窟、キャメロンハイランド、燕の巣工場、クアラルンプール、政府博物館、ピンクモスク、記念公園、動物園、米工場…

 ファザーとマザーは毎日様々な場所に連れていってくれましたが、なかでも一番印象深かったのがドリアンファームに行った時のことです。山のふもとで合流したドリアンを積んだトラックの荷台の上に皆で立ち、そのまま荒れた山道をかけ上がったのです。転げ落ちないよう鉄の手すりにしがみつき、迫りくる木の枝や葉を上手くよけながら進んだあの時のことは一生忘れないでしょう。今まで経験したどのアトラクションよりもエキサイティングでした。その後山頂で食べたドリアンの味、臭いもまた忘れられません。

 2泊3日で行われたマレーシアのLEO主催のキャンプも大変良い思い出になりました。グループごとにパフォーマンスを考え披露したり、影絵を作って発表したり、マレーシア、オーストラリア、日本のダンスを教えあったり、インディアンの伝統文化であるヘナタトゥーを体験したり、様々なゲームをして、現地の子や関西から来たYE生と交流を深めることができました。
 驚いたのが、何から何まですべて行ってくれた頼もしいスタッフたちがほとんど皆私よりも年下だったことです。マレーシアの子供たちは皆自立していて頼もしく、実年齢よりもずっと上に感じてしまいます。英語、マレー語、中国語を話せる上に、日本語まで上手に話す子もいました。特にホストシスターは私が話す日本語をほとんど理解し、いつも日本語交じりで話してくれました。分からない言葉があっても教えてあげるとすぐに覚えて上手に使いこなすのです。彼らは日本のアニメを見ていたら覚えてしまったと話し、学習能力の高さと向上心の高さ、人間性の豊かさに感銘を受けました。

 クリスマスイブ、クリスマスは二日連続で夜中までパーティーがあり、何家族かで集まって北京ダックを食べたり、住宅街で花火を打ち上げたり、とても盛り上がりました。大晦日のパーティーでは私は巻き寿司を作ったのですが、ホストシスターのほうが巻くのが上手で、ほぼ彼女が作ってくれました。何もない日でもお互いの家に遊びに行き、一緒にお茶をしに出掛け、会えばおしゃべりが止まらず、とにかく皆が仲良しで、人生を楽しんでいる感じがしました。

 食事の時間はその日によってバラバラで、朝から外でラーメンを食べたり、晩御飯の後、夜の10時に軽食を食べに出掛けたりしました。さらにマレーシアでしかたべられない物をファミリーが「トライ!」と勧めてきてくれるため、今までにないくらいたくさん食べてすっかり健康的になりました。ナシレマやランブータンなど美味しい食べ物がたくさんあったのですが、私が一番気に入ったのはABC(マレー語の「Ais Batu Campur=氷を混ぜたもの」の略)という、 スイートコーンや豆類、寒天ゼリーなどが入った具沢山のカラフルなかき氷です。寒天ゼリーにはパンダンリーフや仙草が入っていて、甘いけれどさっぱりしていて小腹を満たしてくれます。毎日でも食べたいと思うくらい気に入りました。
 マレーシアではどこにいてもゆったりした、居心地の良い雰囲気が流れているように感じました。様々な民族がお互いに理解しあって共存共栄している、そういった環境が親切で楽しくて温かい人間性の豊かな人々を作り出すのだと思います。マレーシアの人々と接することで良い刺激を受け、強い向上心がうまれました。

 このような素晴らしい機会を与えてくださったライオンズクラブの皆様に感謝するとともに、素敵な思い出をたくさんくれた、ホストファミリーをはじめとするマレーシアで出会った全ての人に心から感謝します。本当にありがとうございました。

戻 る