秋田山王ライオンズ機関誌 H20 02 14発行 第32号 掲載

 

平成20年 1月30日

 

特別寄稿 「つながり力」 今ライオンズにも・・・

 

秋田山王ライオンズクラブ 寺田 成實

表題を見られた読者は、たぶん
「?」はてな…  「!」そうだ……思い出した  どちらかでしょう
 「!」と思われた方は、大変記憶力に優れ、新聞をよく読まれる方と思われます。
 そうです。これは今年1月30日の秋田魁新報の夕刊のコラム欄「杉」の見出しの表題なのです。これは今年1月国会で福田康夫総理が、淡々とした口調で述べた施政方針演説12,146文字の中で、筆者が共感されたと言う「5文字」なのです。
 あまり、一般的には使われない「つながり力」なのですが、首相は之を「中央と地方」「大企業と中小企業」「製造業とサービス業」あるいは農業とIT産業」など、極めて異業種、または異分野の連携に、知識や情報などを共有して共生を目指す考えから、相互の「つながり力」を強くしたいようだ、と筆者は記しています。
 私もこの考えには全く同感です。日常生活では誰もが「つながり」を求めその手段と時間を求めて暮らしていると思われるからです。  全くの偶然でしたが、この日は又同じ「つながり力」の言葉に出会いました。
 午後に届いた機関誌「社団法人全国経営士会」の1月号でその中の寄稿文で、経済産業大臣甘利明氏の年頭所感の言葉です。(内容省略)
 大臣はこれからの日本が目指すべき「国の姿」として、世界と連携してアジア諸国と共に成長を望むためには@「つながり力」の強化A「強み」の突出B「需要」の創出の3点を挙げています。どなたが考え出した言葉か解りませんが、非常に意味を持つ言葉であり、これから福田内閣の各大臣がいろいろな場面で発言し、「つながり力」の言葉が、今年の流行語になるのではないかと興味がわきます。
 翻って私たちのライオンズクラブ国際協会(以下LCと表現)の現状は、国際会長が「変化への挑戦」をテーマに掲げ、「チーム20K」運動を組織して会員純増を目指して居ます。創立90年を迎え、世界一のNGOと評価を受けたLCが危機感を持って警告を発している会員の減少です。単一のLCが、又地区LCが真剣に対処すべき重大事態です。
 原因のひとつは、自然現象としての老齢退会メンバーの補充策の怠慢であり、世代間の価値観相違などではなく、後継者たるべき新人への入会勧誘の努力不足です。
 今こそ「つながり力」を強くして行動すべきです。LCの真価・真髄は「理解」と「行動」のみで体得できるものですから、この二つを共有する為には、先輩Lがまず身をもって実践し指導する事に尽きます。私のLC暦は38年ですが、入会1年目に副テーマーを、2年目には副テールツィスターに任命され、2年間に亘って「鉄は熱いうちに打て」式の教育指導を受け、スポンサーL・上司L共に徹底した行動力で奉仕し、お互いの絆を強くして、LC生活の本当の良さと楽しさを共有できました。
 これは正しく心と心の「つながり力」そのものでした。LCの歌にも『同じ志の手と手に通う、自由、信頼、叡智の絆』と有りますが、この共有こそ「つながり力」其のものであり、今私たちに必要なものはその力だと思います。
 私のLCへの貢献はまさに貧者の一灯にすぎません。しかしそれらが積もり重なって世界では数億の基金となり、数億の地球人が幸いを受けています。この事実こそ私の誇りであり奉仕活動の支えなのです。この事を新人に理解して貰うのは実践しかありません。私はこの誇りを生涯の生甲斐にしたく終身会員の道を選びました。
 世界一の奉仕団体の一員として、生涯「貧者の一灯」を灯し続けて行きたいと思っています。

平成20年1月30日 編集委員会の要請により投稿

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